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現代女性の美容の意識は高くなっているといわれていますが、女の子のムダ毛の悩みは現代だからこその悩みなのでしょうか?
そもそも脱毛の歴史は、どれくらい前の時代からあるのかも気になるところです。
今でこそレーザー脱毛という技術があり、永久脱毛も可能になっていますが、昔の女の子たちはムダ毛処理をどうしていたのでしょうか。
ということで今回は、脱毛がいつの時代から行われていたのか、その技術革新の歴史を探ってみましょう。
昔の女性もムダ毛に悩んでいたの?
脱毛はいつからはじまったのか?
レーザー脱毛は、レーザーを当ててムダ毛を毛根からやっつける技術です。
これによって永久脱毛が実現して、女の子たちはスベスベの肌を手に入れましたが、当然そんな技術は大昔にはありませんでした。
ここまで便利になったのは、やはり過去の女の子たちのムダ毛の悩みも切実で、それが技術革新につながったからに違いないでしょう。
レーザー脱毛が始まったのは1980年代で、日本にきたのは1997年とうことだからなんとたった20年くらいの歴史しかありません。
それではその前はレーザー無しで、昔の女の子たちはどのようにムダ毛と戦ってきたのでしょうか。
脱毛の歴史。はじまりは紀元前4000年
脱毛の歴史を遡って調べてみたら、はじまりは紀元前4000年頃というから驚きです。
紀元前4000年というと、人間が道具を使うことを覚えだした石器時代らしいです。
そんな時代に、もはや女の子たちはムダ毛の悩みを持っていたってことでしょうか。
当時は紐で毛を挟んで脱毛したり、デンプンや石灰を使った脱毛剤をワックスみたいに塗ったりしてムダ毛処理をしていたそうです。
クレオパトラも脱毛していた
紀元前30年頃の古代エジプト。
当時の女王でもあり、あの世界三大美女のひとりでもあるクレオパトラさんも脱毛をしていたそうです。
今から2000年以上も大昔の人なのに、世界レベルの美女はやはりスベスベの肌にこだわっていたのですね。
ハチミツ、砂糖、レモン汁で作った(原料だけで見るとおいしそうな)脱毛剤があって、これも脱毛ワックスのような使用法らしいです。
古代エジプトの遺跡の中には、青銅のカミソリなんかも見つかっているそうです。
さらに、ローマでは男性が毛を抜きだしたりもし、メンズエステの歴史もはじまっています。
この時点でまだ紀元前なのに、みなさんしっかり美意識が高いです。
平安時代、日本の女子も脱毛に目覚める
日本人も平安時代になるとついに脱毛の歴史がはじまりました。
貴族の女性たちが、理想の額を目指して毛抜きなどで眉や額を整えたそうです。
手足のムダ毛ではなく、まずは「額」というところが、日本人らしいというかなぜか奥ゆかしさを感じます。
その後、江戸時代には遊郭で働く女性たちのあいだで脱毛がブームになり、もうここからは完全に全身をスベスベにする美容脱毛の時代です。
2つの小さな石でムダ毛を挟んで切ったり、線香の火で焼き切ったり、原始的な方法ながら頑張ってムダ毛と戦っていたんですね。
19世紀以降には脱毛戦国時代に突入
19世紀、日本で言うと江戸時代から明治時代のあたりには、脱毛手段も幅広く伝わりました。
永久脱毛を目指して、硫酸などの強い薬品を使って脱毛しようとする人もいました。
怖いですが、美しくなりたい女性の執念はすごいです。
そんな、女の子たちの健気な苦労が実を結び、1875年にはアメリカの眼科医チャールズ・ E・ミッチェルさんという方が直流電流を使った脱毛方法を考案しました。
その名も「電気分解脱毛法」。
毛根に電流を流して組織を破壊するという画期的な方法で、これをきっかけに電気分解脱毛の技術が進化していきます。
1916年には、ポール・N・クリーさんという方がこの電気分解式脱毛法を効率的に改良しました。
これは市販もされて、お医者さん以外でも脱毛できる、いまの脱毛サロンの原型とも呼べる脱毛技術者も多く誕生したそうです。
20世紀からの技術革新で永久脱毛が可能に
脱毛の技術がどんどん進化していき、1924年にはフランスで高周波脱毛法が考案され、さらに1948年には電気分解法と高周波法の長所を組み合わせたブレンド脱毛法が開発されました。
ここからはもう矢継ぎ早に新技術が登場して、まさに脱毛革命の時代に突入です。
1960年頃から、日本でも洋装ファッションの流行にともないワキの下などの脱毛もブームになりました。
エステティックでも気軽に脱毛の施術を受けられるようになったのもこの頃だそうです。
そして1980年代についにレーザー脱毛器登場です。
ハーバード大学のロックス・アンダーソン博士という方が選択的光熱融解理論を発表しました。
これがレーザー脱毛の考え方となり、ついに1997年に日本にもレーザー脱毛がやってきたのです。
永久脱毛が可能になったというわけです。
脱毛技術はさらに進歩する?
ひととおり脱毛の歴史をお伝えしましたが、現在の脱毛技術についてもちょっと知りたいですよね。
最先端であるレーザー脱毛も、この数年でどんどん進歩していますが、どんな部分が進歩したんでしょうか。
医療レーザーの進歩と言えば、数年前まではアレキサンドライトレーザーという種類が主流でした。
しかし、この機械には問題が二つありました。1つは時間がかかること。2つ目はやけどしやすいということです。
これを解決するためにダイオードレーザーという機械が登場したのです。
照射スポットを大きくできるので施術時間が短縮されて、また蓄熱式という技術と組み合わせることによってやけどのリスクが大幅に改善されました。
そして、これが最新式の蓄熱式ダイオードレーザー、当院で使用しているマシンも同じタイプになります。
レーザーの機械もどんどん進歩しています。
ただでさえ素晴らしい脱毛技術なのに、さらに細かい問題まで解決するように機械の性能も向上していっています。
美容医療は特に進歩の早い分野です。
そのうち、毛根だけにピンポイントでレーザーを照射できるものや、全自動で照射を行ってくれるマシンができるかもしれないですね。
当クリニックでも絶えず最先端を走れるように、常に新しい良い技術を取り入れるようにしていかないといけないですね。
他にも脱毛についてご不明点がございましたら、お気軽にクララビューティクリニックまでお問い合わせください。