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2025年5月3日
最近、「料金が安いですが、薬剤を薄めて使っていませんか?」というお問い合わせをいただきました。このような疑問は珍しくありません。今回は、僕が薬剤の使用について分かりやすく説明します。
患者さん: 佐藤先生、他のクリニックより料金が安いので気になったんですが、薬を薄めて使っているということはないですよね?
佐藤先生: そのご質問、たまに聞かれますよ。ご心配なのは当然です。まず、はっきりとお伝えしておきますが、当クリニックでは薬剤を不適切に薄めることはしていません。料金が安いのは別の理由があるんです。
患者さん: どうして他より安いんですか?
佐藤先生: 私たちは無駄な広告費を抑えていますし、シンプルな院内設計で運営コストを下げています。また、多くの患者さんに支持していただいているおかげで、安定した運営ができているんです。だから薬の質や量を犠牲にせずに、適正価格でご提供できるんですよ。
患者さん: なるほど。でも薬を溶かすというのは普通のことなんですよね?インターネットで「薬を薄める」という言葉を見て心配になりました。
佐藤先生: いい質問ですね。例えばボトックスという薬は、最初は粉末状態で小さな瓶に入っています。これをそのまま使うことはできないので、適量の生理食塩水で溶かして使います。これは正しい医療行為なんです。ボトックスのような粉状のものは、使用するために必要な希釈をしています。
患者さん: ヒアルロン酸などの注射はどうなんですか?
佐藤先生: 当院ではヒアルロン酸やその他の注射薬は原液のまま使用しています。ヒアルロン酸は製品によっては粘稠度が高く、そのままでは注入しにくいため、薄めて使用するクリニックもあります。それには理由があって、薄めることで凹凸リスクを減らしたり、細い針で注入できるようにして痛みを軽減する工夫なんです。
患者さん: では、なぜ佐藤先生は薄めないんですか?
佐藤先生: 僕は今まで何百例という注射の処置を行ってきた経験があります。その経験から、薄めなくても安全にかつナチュラルに注入する技術を磨いてきました。原液のまま使用することで、より持続性の高い効果を提供できるんです。
患者さん: なるほど、経験と技術があれば薄めなくても大丈夫なんですね。わかりました!説明してくれてありがとうございます。安心して治療を受けられそうです。
佐藤先生: どんな小さな疑問でも、いつでも聞いてくださいね。私たちは患者さんに最良の効果を得ていただくために、安全な薬の使い方と技術を大切にしています。
クララ美容皮膚科福岡天神院院長 佐藤翔生
経歴
資格・所属学会