Information
2025年3月25日
佐藤先生: こんにちは。今日は医療脱毛について説明しますね。
患者さん: お願いします。医療脱毛って何ですか?
佐藤先生: 医療脱毛とは、レーザーという光の技術を使って、毛が生える根元(毛包)にアプローチすることで、毛が生えにくくなるようにする治療です。
患者さん: それで毛が永久になくなるんですか?
佐藤先生: 通常、大幅に毛の量が減ったり、生えてくるのが遅くなったりする効果が得られます。ただ、すべての毛が完全に生えなくなるわけではない場合もあり、効果を出すには複数回の治療が必要です。
患者さん: どうして何回も通わないといけないんですか?
佐藤先生: それは「毛周期」という毛の生え変わりのサイクルがあるからです。毛は「成長期」「退行期」「休止期」という3つの段階を繰り返していますが、すべての毛が同じタイミングで同じ段階にあるわけではありません。そのため、成長期の毛にレーザーを照射できるよう、何回かに分けて治療を行う必要があります。
患者さん: 毛の成長に段階があるんですね。どんな段階があるんですか?
佐藤先生: 「成長期」は毛が活発に伸びる時期で、レーザーが最も効果を発揮しやすい段階です。「退行期」は成長が止まり始める短い期間、「休止期」は毛が抜け落ちて毛包が休んでいる時期です。
患者さん: じゃあ、成長期の毛にレーザーを当てるのが一番いいんですね?
佐藤先生: はい、レーザーは毛の色素(メラニン)に反応して効果を発揮します。ただ、体の同じ部位でもすべての毛が成長期にそろっているわけではないので、複数回に分けて治療をして、より多くの毛が成長期のタイミングで照射を受けられるようにします。
患者さん: 治療と治療の間は、どのくらい空けるものなんでしょう?
佐藤先生: 一般的には2〜3か月空けることが多いです。これは、前回のレーザー照射後に、新しく成長期に入ってくる毛が増えるまでの期間の目安です。ただし、体の部位や個人差、使用するレーザー機器によって異なる場合があります。
患者さん: 部位によっても違うんですか?
佐藤先生: はい。たとえば、顔は成長周期が比較的短いので1〜2か月間隔を目安にすることが多い一方、ワキや脚などは2〜3か月ほど空けることがあります。全身脱毛の場合は全体的に2〜3か月おきに通うのが一般的ですが、通院間隔はクリニックの方針や機器によっても変わるので、事前に確認してみてください。
患者さん: 全部で何回くらい通えば効果が出るんでしょうか?
佐藤先生: 個人差はありますが、目に見えて効果を感じるには5〜8回ほどかかることが多く実際みなさんこれくらいで満足される方が多いです。よりツルツルを目指す場合は、8〜10回以上かかることもあります。
患者さん: レーザーの種類によっても違いがありますか?
佐藤先生: はい。従来型のレーザーはメラニンをターゲットにすることが多く、2〜3か月ごとの照射を推奨しているケースが一般的です。一方、「蓄熱式」と呼ばれる新しいタイプのレーザーは、毛包の奥にある幹細胞に働きかける方式で、1か月ほどの短い間隔で通える場合もあります。実際当院では蓄熱式×熱破壊式のハイドリッド型を採用しているため1〜2ヶ月ほどの間隔をオススメしています。
患者さん: やはり、人によって最適な間隔や回数が変わるんですね。
佐藤先生: その通りです。毛の濃さや太さ、肌の状態、ホルモンバランス、薬の服用状況など、さまざまな要因によって調整が必要になることがあります。また、敏感肌の方は肌トラブルを避けるためにやや長めの間隔を空けることも考慮します。
患者さん: 間隔を守らないとどうなりますか?
佐藤先生: 短すぎると成長期に入っていない毛が多いため効果が十分に得られず、照射による肌への負担だけが増えることがあります。一方、長すぎると最適なタイミングを逃してしまい、かえって回数が多くなったり期間が長引いたりする可能性があります。
佐藤先生: 医療脱毛は、一人ひとりの体質や毛の状態に合わせてプランを立てることが大切です。治療の途中で気になることがあれば、遠慮なくご相談くださいね。
患者さん: わかりました。毛の仕組みや治療の間隔についてよく理解できました。ありがとうございます。
クララ美容皮膚科福岡天神院院長 佐藤翔生