仲田院長の脱毛解説
-2022年8月10日更新(2022年7月26日初投稿)-
院長の仲田です。
本日は医療脱毛を受ける前の、「自己処理(剃毛)」について解説させて頂きます。
実はこのテーマ、最近大きな進化もありました。
すでにクリニックさんやエステサロンさんで脱毛を1度でも経験されたことがある方は、
「事前に毛を剃っていないと、脱毛の機械を当てられません」
と説明を受けたかと思います。
結論から言うと、
【毛を全く剃っていなくても脱毛施術はOK】
です!
最新の蓄熱式医療脱毛のシステムですと、そのようなことも可能になりました。
もちろんそう申し上げても、
「あれ、毛を剃っていないとやけどするって聞きましたよ?」
と思いますよね。
実際に以前の「熱破壊式」の脱毛でしたら、毛が残っていると焦げたり、お肌のやけどの原因となるので、しっかりと剃毛してもらうことを必須としておりました。
では、「蓄熱式」医療脱毛で、毛を剃らないで照射をするとどうなるか?
そうすると、毛が焦げるわけでも、やけどするわけでもなく。
【毛がパーマになる】
ということになります。
パーマの機械で「ウィーン、ウィーン」と頭に当てると、髪の毛がちゅるちゅるっと縮れるのと同じことです。
なので、以前のように安全面のために徹底したシェービングをする必要が無くなった点は、とてもおおきな進化と言えます。
以前はちょっとでも毛が残っているとやけどのリスクが上がると考えて、カミソリ負けをするまで、肌が血だらけになるまで剃っていたこともありましたし。
今の蓄熱式医療脱毛では、多少の剃り残しがあろうと安全面ではバッチリなのです。
ですが、毛が残っている状態で照射すると、【効果が落ちる】ことになります。
図のように、レーザーの熱が毛根まで届いてくれて効果が発揮するのですが。
毛が生えていると、その分レーザーの熱が逃げてしますことになります。
しっかり剃っているとレーザーの熱が毛根にしっかり向かってくれるのに対して、生えている毛をつたって外に熱が部分的に逃げるイメージです。
それだと、せっかくの脱毛効果が落ちてしまいます。
なので、最大限効果を出すためには【しっかりめにシェービングをする】ことがおすすめです。
施術前に、ぜひご自身にて希望部位のシェービングをお願い致します。
クララでは、看護師によるシェービングのお手伝いについては、現状では原則「うなじのみ」の方針
とさせて頂いております。
うなじに関してはデザイン性も高い部分であるためお手伝いをさせて頂きますが、それ以外の部分に関しては、施術時に過度の心配がある場合を除けば、ご自身のシェービングのお手伝いのみで安心して施術が可能ということです。
もちろん、場合によっては仕上げをご協力致します。看護師サイドで施術直前にはシェービングの状態をしっかり確認しますので、ご安心くださいね。
ちなみにですが、そのような蓄熱式脱毛の進化をうまく使って、「疎毛化術」という手法も登場しております。
例えば女性のVIOや、男性の胸毛など、「うっすら残したい」、「ちょっとだけ減らしたい」場合には、あえて毛を剃らないで照射したり、バリカンなどを用いてあえて剃りを甘くして照射したりすることで、意図的に効果を下げて自然な薄毛を残すことができます。
もちろん、「疎毛化術」ばかりでいくと回数が多くかかってしまいますので。
例えばVIOを5回施術する際に、Vラインを3回まではしっかりシェービングをして照射、4、5回目は剃りを甘くして照射、というのもおすすめです。そうすると、最終的に自然に薄くVラインの毛を残すことが可能です。
いかがでしょうか。
医療脱毛の技術の進歩により、より多くの方へ脱毛が身近になり、安心安全で確かな効果のある施術が可能となったことを、僕はいち医師として嬉しく思います。
クララの医療脱毛に興味をお持ちいただけましたら、ぜひ無料カウンセリングへお越しくださいね。
「仲田院長の脱毛解説」にて同様に医療脱毛の解説を見つけられますので、そちらもぜひご覧ください。
仲田院長の脱毛解説一覧