仲田院長の脱毛解説
医療脱毛で使われるレーザーの種類とは?
-2022年8月10日更新(2022年7月23日初投稿)-
院長の仲田です。
今回は、医療脱毛で使われるレーザーの種類について解説していきたいと思います。
主に3つの種類のレーザーがあります。
①アレキサンドライトレーザー
②ヤグ(Nd:YAG)レーザー
③ダイオードレーザー
と呼ばれるレーザーがあります。
それぞれを解説していきますね。
①アレキサンドライトレーザー(波長755nm)
最も伝統があるレーザーがアレキサンドライトレーザーです。
「医療レーザー脱毛」が始まったのは、ほんの20数年前で、医学の歴史としてはとても新しい技術です。
レーザー脱毛が無い時代はどうしていたのかというと、「針脱毛」が主流でした。毛を1本1本、電気を流して焼いていく、そのような治療です。
今でも全くすたれたわけではなく、レーザー脱毛で困難な白髪などは「針脱毛」がより適しています。
アレキサンドライトレーザーの登場で、今まで根気も費用もかかる「針脱毛」から「レーザー脱毛」へガラッと時代が変わりました。
アレキサンドライトレーザーで有名なのは、厚生労働省の承認も受けている「ジェントルシリーズ」です。
今も現役で多くのクリニックが使用しています。いわゆる「熱破壊式脱毛」です。
ほかには「モータスAX」という厚生労働省承認の機械は、「蓄熱式」の原理です。
「熱破壊式」から「蓄熱式」へも大きな変化の1つです。熱破壊式ではどうしても痛みが強く、肌への刺激が強かったのに対して、蓄熱式脱毛は敏感肌の方でも安全に施術でき、少ない痛みでとても快適になりました。
そんなアレキサンドライトレーザーの欠点は、「波長が短い」ことです。アレキサンドライトレーザー単独では、深い毛、ヒゲやVIOなどは10~20回の回数がかかるなど、どうしても苦戦することが多いです。
②ヤグ(Nd:YAG)レーザー(波長1064nm)
ヤグレーザーはアレキサンドライトレーザーよりも深い波長です。なのでアレキサンドライトレーザーが苦手な深い毛(ヒゲやVIOなど)にもするどく効果が出るのが特徴です。深い波長の方がお肌の深くへ届くのです。
例えば「ジェントルマックスプロ」という熱破壊式の機械は、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2つを切り替えて使うことができます。
最初はアレキサンドライトレーザーで数回脱毛して、その後はヤグレーザーに切り替える、なども可能です。
そんなヤグレーザーの欠点は、アレキサンドライトレーザーよりも「痛みが強い」と感じることが多いことです。
最初から熱破壊式ヤグレーザーの脱毛の痛みに耐えられる人は、僕はかなり痛みに強い方だと思います。
③ダイオードレーザー(波長755nm+808nm+1064nm)
クララ美容皮膚科那覇院で使用しているレーザーでもある、「ダイオードレーザー」です。
ダイオードレーザーの登場で大きく進化した点が、「蓄熱式3波長」という最新のシステムが可能となったことです。
同じ蓄熱式3波長の機械で有名なものには「ソプラノシリーズ」というものがあります。当院で使用している「クララウルトラエピ」とほぼ同等のものです。
他にも「メディオスターシリーズ」という厚生労働省承認の機械がありますが、こちらは808nm,940nmの2波長です。
ダイオードレーザーには808nmのみ、という脱毛機も存在しますが、こちらはヤグレーザーなどより脱毛効率が落ちます。
当初、808nm単独波長の蓄熱式脱毛器に対する評価は、「蓄熱式だと痛くない分効果が弱い」という意見も多く聞かれました。
ですが、「蓄熱式3波長」の登場で、痛みも少なく、効果も劇的に高まりました。
現在、もっとも効率的な脱毛方法の選択肢は、「ダイオードレーザー」の「蓄熱式3波長」と考えて良いでしょう。
上記の説明を踏まえて見えてくる「クララの蓄熱式3波長の医療脱毛」の良さは、以下の通りです。
★アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの良さも兼ね備えているので、産毛(薄い毛)にもヒゲ(濃い毛)にも強く効く。
★蓄熱式のシステムなので、熱破壊式脱毛よりも痛くない。
★3波長とエネルギーが多くて効果が強くても、蓄熱式なので痛みはより辛くない。
いかがでしょうか。
クララ美容皮膚科那覇院で実践している医療脱毛は、最新システムである「蓄熱式3波長」です。
その良さをぜひご理解いただけますと嬉しい限りです。
※補足ですが、この議論自体は「医療脱毛」の中での比較です。「エステサロン脱毛」と比べた時は、やはり「医療脱毛」が勝っていると僕は自信を持って患者様へ伝えております。
沖縄で脱毛をお考えの方は、ぜひクララ美容皮膚科那覇院の無料カウンセリングへお越しくださいね。
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