仲田院長の脱毛解説
-2022年8月10日更新(2022年8月6日初投稿)-
沖縄の医療脱毛、【クララ美容皮膚科 那覇院】院長の仲田です。
本日は「脱毛」の歴史を大昔からひも解いていこうと思います!
そもそも、「脱毛したい」という気持ちは、いつ頃から始まったのか?
今でこそレーザー脱毛という最先端技術がありますが、それも生まれたのは1980年代、日本で始まったのは1997年のことなのでほんの最近です。
昔の人はムダ毛をどのように考えて、どう処理をしていたのでしょうか。
なんと脱毛それ自体は、はるか昔のネアンデルタール人から始まったそうです!
カミソリのようなとがった石器を使って、ヒゲや身体の毛を削り取るように抜いていたと考えられます。
ムダ毛が飲食のために邪魔だったことや、寄生虫から身を守るためであったということです。
ちなみに世界最古のカミソリは、今から3,600年前にはもう存在していたそうですよ。
また、紀元前4,000年頃からは、ひもで毛を挟んで脱毛したり、石灰やデンプンを材料にした脱毛剤をワックス脱毛のように使っていたそうです。
あの古代エジプトの【クレオパトラ】も、脱毛をしていたというから驚きです。2,000年以上も大昔の美女も、すべすべのお肌にこだわっていたのですね。
さらに古代ローマでは、見た目をきれいにするために男性が毛を抜くことを始めたようです。メンズの美容もそんなに大昔から始まっていたのですね。
日本でも飛鳥時代には、鉄製のカミソリが朝鮮半島より伝わり、僧侶が髪を剃るために使い始めています。
平安時代には、中国から毛抜きが伝わりました。源氏物語でも毛抜きで眉毛を整えている描写があります。
江戸時代には、吉原の遊郭で働く女性たちのあいだで脱毛ブームが起こり、とうとう「全身脱毛」が始まったようです。小さな石を2つ使って毛を挟んで抜いたり、線香の火で焼ききったり。
いつの世も、特に女性はムダ毛との果てしない戦いを繰り広げていたのです。
19世紀には、「永久脱毛」を目指して硫酸などの強い薬品を使って脱毛しようという強者も。
そしてとうとう1,875年、アメリカの眼科医チャールズ・E・ミッチェルが【永久脱毛】の原点を発明!それは、
「電気分解脱毛法」
というものです。毛の1本1本に電気を流して脱毛していくというもの。家庭用に販売されたものもあり、今の「家庭用脱毛器」の原型はここにありますね。
20世紀に入ってからも、脱毛はどんどん進化していきます。
1,924年には、フランスで高周波脱毛法が考案。1,948年には電気分解脱毛法と高周波脱毛法の長所を合わせたブレンド法も開発。
戦後、1,960年代には日本でも洋風ファッションが流行し、ワキの脱毛などもブームに。
エステサロンでの脱毛が始まったのはこの頃だそうです。
そしていよいよ1,980年代には、「レーザー脱毛」が登場!
ハーバード大学のロックス・アンダーソン博士の生み出した「選択的光熱融解理論」がもととなっています。それがレーザー脱毛の考えとなり、ついに1,997年に日本へもレーザー脱毛が上陸しました。
最初に登場したのが「アレキサンドライトレーザー」です。
とうとう、私たちが知る「レーザー永久脱毛」が可能になったのです。
そして現代、その「レーザー脱毛」も急速に進歩しております。
「熱破壊式」という原理で登場したレーザー脱毛は、ここ数年では「蓄熱式」という原理が主体に。
また、その「蓄熱式」も今まで登場した「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の良さすべてを兼ね備えたような、
【蓄熱式3波長】
へ進化!
クララ美容皮膚科那覇院が現在使用しているのはその最新システムです。
蓄熱式3波長は「ソプラノシリーズ」というレーザーが特に有名ですが、当院で使用しているレーザーも同タイプのものです。
いかがでしょうか。
医療脱毛という最先端技術がある現代に僕は生まれて幸せに思います。
これからもきっと美容医療は急速な進歩を遂げていくのでしょう。
その先端を私どもクララ美容皮膚科グループが走り続けていけますよう、スタッフ一同日々努力してまいります。
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