理想である「永久脱毛」を実現してくれるレーザー脱毛。
そのしくみは、【レーザーを毛根に当ててムダ毛をやっつける!】なんて漠然と理解はしているけど、永久脱毛にチャレンジするなら、レーザーで脱毛ができる理由やムダ毛が生えてくるメカニズムを少しでも知っておきたい。
そんな方のために、今回は知っておいて損はない医療レーザー脱毛の原理についてお伝えします。
ムダ毛の構造と生えてくるメカニズム
脱毛について知る前に、まずはムダ毛がどうやって生えてくるのか?という基本的な部分が知りたいところですよね。
体毛というのは、肌の表面に見えている「毛幹」や皮膚の下で毛を包んでいる「毛包」、根本にある「毛球」といった構造になっていて、さらにその毛球の中には「毛乳頭」や「毛母細胞」といった器官があります。
毛乳頭が栄養素や酸素を毛母細胞へ送り、その働きが活発化することで体毛が成長して生えてきます。
成長の流れは、成長期→退行期→休止期といった段階があります。
その毛周期は、毛の部位によっても違います。
「毛周期」については、「医療脱毛に通う頻度は毛周期に合わせることがポイント!」をご覧ください。
具体的に言うと、髪の毛の毛周期は3~6年と長いのに対して、わきの下の毛の毛周期は7~12か月くらいです。
しかも、そのうち肌の表面にある成長期の毛は全体のたった20%。残りの80%は退行期か休止期の毛なんです。
レーザー脱毛の効果があるのは、そのたった20%の成長期のムダ毛だけなので、毛周期の成長のサイクルに合わせて施術を繰り返さなければいけないのはそのためです。
部位によっても成長期の期間や伸びる速度は違いますが、だからと言って、全身脱毛の際にそれぞれのパーツで照射するタイミングをずらすという必要はないです。
全身を同じタイミングで約2ヵ月おきにレーザー照射を行うのがベストです。 この【2ヵ月おきに通う】ということだけ覚えておいてくださいね。
知ってたらちょっと安心。レーザー脱毛のしくみ
ムダ毛の成長のタイミングについてはお伝えしましたが、それではそこに合わせてレーザーを当てて毛根を直接やっつける医療脱毛についても知りたいところですよね。
医療レーザー脱毛の「レーザー」はそもそもどのようなものなのでしょうか?
レーザーは、同じ色の光が同じリズムの波動で発射される特殊なビームのことです。
医療レーザーは、毛根だけに吸収される色の光しか含まれていないです。
たとえばエステの光脱毛みたいに余計な波長の光が含まれていないので、皮膚がやけどするリスクを最小限に抑えて、毛根のみに最大限のエネルギーを与えることができるんです。
ムダ毛だけに効率的にエネルギーを与えられるのは凄いことですが、どういう原理でそのようなことができると思いますか?
体毛が黒いのは、メラニンという黒の色素が多く含まれているからなのですが、医療レーザー脱毛の機械は、その黒い色にだけ反応する波長700nm~1000nmのレーザー光を照射することができるんです。
吸収されたレーザーの光は、毛の中で熱エネルギーに変換されて毛母細胞・毛乳頭をやっつけるという仕組みなんですね。
黒い色にエネルギーが集まるのは、理科の実験でやった「虫メガネで太陽光を集めて黒い紙にかざすと火が付く」のと似た原理ですよね。
それでムダ毛の成長を止めてしまうなんて、レーザー脱毛は本当に便利な脱毛方法ですよね。
ちなみに、レーザーのダメージを受けた毛根から毛が生えてくることはほとんどありません。
だから、この施術を繰り返すことで永久脱毛を実現させることができます。
医療レーザーや自分のムダ毛について少しでも知っておけば、クリニック選びにも役立つし不安も減ります。
もし、ご不明点がございましたら、お気軽にクララビューティクリニックまでお問い合わせくださいね。