皮膚の表面にできた波状のM字型のくぼみは、外傷によって生じます。このタイプの凹みは辺りが滑らかで、幅が約4〜5mmに及び、表皮と深部組織が線維組織により癒着し、引き伸ばされています。顔の表情によって凹みが目立つ場合は、筋膜との癒着も考えられます。サブシジョンは特にローリング型のニキビ跡に効果が高く、皮下組織の下の力を解除しやすいです。多くの患者様は1回目の治療から効果を感じられますが、3回など複数回治療を受けることで、さらに明らかな改善が見られることが多いです。

アイスピックによって刺されたような、直径2mm未満の狭く深いV字型のくぼみが特徴的なニキビ跡は、真皮層全体、場合によっては皮下組織にまで及ぶことがあります。その深さから、ニキビ跡の中でも治療が難しいとされています。このニキビ跡には、サブシジョンと併用して、ルミンザ（ニードルRF）治療も効果的です。深部の組織を収縮させ、なめらかな肌質へと導きます。個人差がありますが、3〜5回の治療で改善が見られます。

ボックスタイプのニキビ跡は円形や楕円形をしており、辺縁が直角に近い形で凹んでいます。深さは浅いものから深いものまで様々です。瘢痕組織が表皮と結合しており、サブシジョンと併用して、ルミンザ(ニードルRF)治療でエッジを目立たなくし、滑らかな肌に導くことができます。治療効果には個人差がありますが、3〜5回の治療改善が期待できます。