目次
はじめての脱毛だからといろいろ調べていくうちに、「ジュール」というワードを見つける方は多いのではないでしょうか?
「ジュール」はエネルギーの単位のことで、脱毛マシンにおけるレーザーの出力値を表すものです。
つまり、ジュールの数値が大きければ、脱毛効果も高くなるということになります。
それでは脱毛をするときにジュールの数値をどんどん上げてもらえば、早く効果が出るのではと、単純に考えがちですが、本当にそうなのでしょうか?
レーザー脱毛の出力とその脱毛効果の関連性。今回は「ジュール」についてお伝えします。
ジュールの数値だけで脱毛効果を測れない
「ジュール」の数値は脱毛レーザーのパワーの数値です。と言ってしまうと、強力なパワーにすれば脱毛効果が早くて確実になると思いがちですよね。
医療脱毛の施術を行う際に、「最大マックスのパワーでお願いします」とお願いしたい方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ジュールの数値だけでは脱毛効果の高さは決まらないらしいというウワサもあります。
それはどういうことでしょうか?脱毛レーザーのパワーの高さと脱毛効果の高さが比例しないということでしょうか?
この点についてもご説明します。
ジュールの数値が高ければ高いほど脱毛効果も高いの?
ジュール(J)はエネルギーの単位なので、脱毛マシンの出力の強さの値と考えて大丈夫です。
それにこの値が高くなればなるほど毛根へのダメージが強くなるので、効果が上がるという考えも間違いではありません。
でも効果が上がるのと同時に、やけどのリスクも少なからず上がってしまいます。
クリニックとしては、脱毛効果は最大にしつつやけどは絶対にさせないために適切な数値で行うことが重要です。
そこは経験豊富な医師が判断しなければいけません。
部位と肌の状態に合わせて設定が必要なジュール
たとえば【ソプラノ】という代表的な医療レーザー機器で例にあげると
(この方はひざ下のムダ毛が比較的濃いけど、肌の色は薄いから8Jから開始しよう)とか(2回目のVIO脱毛で、前回は赤みが少しでたから今回は6Jで始めて、痛みや赤みが大丈夫なら7Jで施術しよう)
という形で出力を設定します。ムダ毛とお肌の状態をしっかりと見極めてジュール数を決めています。
同じジュールでも機械によって効果が変わる?
変わります。それに、同じ10Jでも機械によって効果も違います。
さっき例にあげた【ソプラノ】という機械や当クリニックで使用している【クララウルトラエピ】という機械は蓄熱式ダイオードレーザーという種類です。
>>クララウルトラエピについて詳しく見る|クララビューティクリニック
他にも多くのクリニックで使用されているアレキサンドライトレーザーという種類もあります。この2種類の機械は、レーザーの当て方が違うから同じジュール数では比較ができません。
つまり、クリニックでは脱毛する部位の肌やムダ毛の状態に合わせて、出力レベルを決めています。そして、その出力レベルも使っているマシンによって効果がさまざまということになります。
効果の出るジュールの数値は人それぞれ!
脱毛部位ごとの一般的なジュール数の目安は?
クリニックでは安全に設定しているジュール数。
でも具体的に、どの部位に何ジュールの出力があれば脱毛効果があるのかの目安を知りたいなと思う方もいらっしゃるかもしれません。
当クリニックで使用する【クララウルトラエピ】や【ソプラノ】での数値になりますが、たとえばひざ下であれば8J、VIOであれば6Jというところです。
>>クララウルトラエピについて詳しく見る|クララビューティクリニック
その方の肌質や毛の濃さ、あと今まで脱毛をしたことがあるという方であれば、効果が出やすい方かそうでないかがある程度わかるから、総合的に判断してジュールを決めています。
たとえば脱毛経験者の方で「他のクリニックでは○○という機械で○ジュールでやったけどあまり効果がなかった」などと情報をもらえれば、設定値に反映することができるので遠慮せずにおっしゃってください。
お客様の情報や希望も大切です。
もし、ご不明点等ございましたら、お気軽にクララビューティクリニックまでお問い合わせくださいね。